ミモザの花を見ると、なぜだか心の中に小さな太陽が灯る気がする。
あのふわふわした黄色は、「大丈夫だよ」とでも言っているみたいで、忙しさに追われてカサカサになった気持ちに、そっとハチミツを垂らしてくる。
しかもあの花、よく見ると一つ一つが小さなポンポンみたいで、「春が全力で可愛さを出してきた結果です」みたいな顔をしている。
あれを前にして無表情でいられる人がいたら、ちょっと尊敬するレベルだ。
結局のところ、ミモザって花じゃなくて、「心をふっと軽くする装置」なんじゃないかと思う。
だから今日もどこかで、誰かがミモザにそっと救われている。

